製薬各社は1日、入社式を開いた。激動する世界情勢やインフレなど困難な市場環境の中、各社トップは、新入社員に自立した変革の担い手に育ってほしいとの期待を託し、祝辞を送った。

中外製薬では新入社員と役員がパネル討論
【中外製薬:奥田修社長CEO】創業から100年を迎えた。創業者の上野十藏氏は、関東大震災で薬不足に苦しむ患者を救いたいと同社を立ち上げた。海外医薬品の輸入商社として出発したが、「やがては日本の医薬品を海外に届けたい」との願いを込めて、「国内から海外へ」を意味する「中外」と命名した。その歴史を奥田氏は紹介し、「私たちが生み出すイノベーションを患者さんに届けることで、患者さん一人ひとりの健康と幸せを実現することが、中外製薬の存在意義。『患者中心』という価値観を心に刻んで、仕事に向かってください」と語りかけた。
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