シスメックスは、創立60周年を迎える2028年春に、グローバルヘッドクォーターである本社機能を神戸市内の新拠点に移転する。この移転により、グループシナジーのさらなる発揮に加え、イノベーション創出を加速させ、持続的な成長と企業価値の向上を図っていく。1日に発表した。
同社は、経営基盤のさらなる強化のための環境整備の一環として、今回の移転を決定した。新たな拠点は、同社の製品やサービスに対するこだわりや大切にしている想い、次のステージに向けた改革を体現し、世界へ発信するシンボリックオフィスを目指す。190以上の国・地域に展開するグループ従業員のシナジー最大化に加え、様々なステークホルダーとの協創を通じ、持続的な企業成長のためのイノベーション創出を図っていく。
また、多様な価値観を持つ従業員が各々の力を発揮できるよう、自由度が高く、リアルとバーチャルを融合した従来の同社にはないコミュニケーションを実現し、世界中の仲間とともに事業をスピード豊かに推進できるワークプレイスを構築していく。
同社は、持続的成長を実現するため、競争力の源泉となる人材が重要と捉え、人的資本戦略に基づき、人材の確保・育成を積極的に推進すると同時に、多様な人材の個性を尊重し、ウェルビーイング向上のため職場環境の構築や成長機会の提供などを通じ、働き甲斐のある魅力的な職場づくりにも取り組んでいる。
新拠点移転先は、兵庫県神戸市中央区雲井通5丁目。