HORIBグループは28日、同グループで蛍光寿命測定技術を手掛ける英国のホリバ・ジョバンイボンIBH社(旧IBH社)の創業者である、ストラスクライド大学名誉教授のデビッド・バーチ氏が、英国物理学会(Institute of Physics:IOP)の名誉フェローに選出されたと発表した。
1977年にバーチ氏らによって設立されたIBH社は、欧州を代表する蛍光寿命測定装置メーカーとして業界からの厚い信頼を獲得してきた。同社が2003年にHORIBAグループの一員となってからは、蛍光寿命光度計「DeltaFlex(デルタフレックス)」や、蛍光寿命イメージング装置「InverTau(インバータウ)」、蛍光寿命顕微鏡カメラ「FLIMera(フリメラ)」などの多彩な製品展開を通じて、ライフサイエンス分野におけるHORIBAの事業成長に貢献している。
バーチ氏はホリバ・ジョバンイボンIBH社の取締役として、製品開発のみならずストラスクライド大との連携強化などもけん引し、20年に退任するまで同社のシナジー発揮に尽力してきた。
英国物理学会の名誉フェローは、ビジネス、教育、研究、国際貢献、政策提言、技術支援などの分野において、物理学の発展に顕著な貢献を果たした人物に同学会が授与する最高位の栄誉称号。これまで300本以上の論文を発表しながら、ストラスクライド大初のスピンアウト企業としてIBH社を創業し、HORIBAグループへの参画を経て蛍光寿命測定分野のマーケットリーダーへと進化を遂げることに貢献した、アカデミアとビジネス双方におけるバーチ氏の功績が評価されての選出となった。
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