キヤノンメディカルシステムズは30日、撮影支援機能を充実させた回診用X線撮影装置のハイエンドモデル「Mobirex i9/Smart Edition(モビレックス・アイナイン/スマート・エディション)」の国内販売を開始した。
Mobirex i9シリーズは、大病院からクリニックまで幅広く使用されているキヤノン製デジタルラジオグラフィ「CXDI-Elite」を搭載した、コンパクトで快適な操作性を追求した回診用X線撮影装置。「CXDI-Elite」の内蔵AECアシスタンス機能「Built-in AEC Assistance(BiAA)」により、被写体に応じた適切なX線撮影時間をサポートすることができる。
今回ラインアップに追加された「Mobirex i9/Smart Edition」は、より効率的な撮影ワークフローを求めるニーズに応えるため、従来のメインモニタに加え、新たにコリメータ部にモニタを搭載している。これにより、ベッドサイドでのポータブル撮影のサポートとして、操作者の手元で効率的に患者情報の確認やX線撮影条件の調整を行うことができるようになっている。
また、「Camera Application」を追加することで撮影距離やX線入射角度を表示でき、さらに、レーザーマーカーと連動した「Laser Navigation」により、適切なポジショニングをサポートする。
加えて、一般的に回診撮影ではAEC機能を利用したX線撮影が難しく、操作者が手動で撮影時間を設定していたが、「CXDI-Elite」の内蔵AECアシスタンス機能「BiAA」によって、回診撮影でも、被写体に応じて適切な撮影時間でのX線撮影を安定的に行うことができ、安心感ある回診撮影ができる。