中央社会保険医療協議会は19日の総会で、2026年度診療報酬改定における病院薬剤師に関連した評価をめぐり議論した。日本病院薬剤師会が要望していた「転院、転所時を含む病院薬剤師による施設間の薬剤関連情報の連携に関する評価」の新設に対し、診療・支払側両委員からポリファーマシー対策の充実につながるとして賛同する声が相次いだ。一方、病院薬剤師の確保をめぐっては、24年度改定で創設した薬剤業務向上加算を活用して薬剤師の新規採用につなげるべきとの意見が出た。
病院薬剤師から薬局への薬剤情報提供については、退院時情報連携加算として診療報酬上の評価を設けている一方、病院から病院への転院・転所時等に病院薬剤師が行う薬剤情報提供業務に対しては、診療報酬上の評価がない。病院のポリファーマシー対策に対する評価についても薬剤総合評価調整加算があるが、病院薬剤師間の情報連携については評価対象とされていなかった。
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