18日に第289回医療・医薬品情報研究会

2025年08月27日 (水)

毎回違う問いが出され、毎回違う解決法を探すようなパズルをひたすらやり続け、薬機法改正を最後に退官することになり、もう十分満足というか、ようやく卒業できる、ありがとうございますという感じです、とニコヤカに話すのは、1989年に厚生労働省入省後、37年間で実に26回の人事異動を経験し、医薬局長を最後に勇退した城克文氏です。

2013年に医政局経済課長として基礎的医薬品の制度化、次いで保険局医療介護連携政策課長・総務課長として新たな連携モデル・介護医療院の制度化、2022年に初代の医薬品産業振興・医療情報審議官として「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」報告書作成に関わりました。2023年に大麻取締法・麻薬取締法改正、2025年には薬機法改正に携わりました。

多くのミッションに方向性を示し続けてきた城氏ですが、「良い練習問題を沢山もらって期限までに解くことが普通だと思っていましたが、振り返ると大変なことを言われてきたのかもしれない」と微笑みを浮かべます。その向き合い方については、「全部聞いてみなきゃ、やってみなきゃ分らない。結局、一つひとつキーマンに取材して仲良くなって、譲歩や協力を引き出し、実現に向けてニコニコしながらやっていく。」「政策だ!と言っても、世の中が変わってなんぼの世界。行政って調整なんです。」と“城流哲学”をのぞかせます。

医薬品安定供給では、改正薬機法で各段階を通じ一定の方向性、薬局では健康増進支援薬局の法制化など櫂は用意されましたが、解はあくまで現場が出すもの。漕がなければ進みません。衆参ともに少数与党の混迷極める政局下で、重要な医療法改正案の再審議、次期報酬改定も迫っています。城氏には官僚時代を振り返りつつ、直近の改正薬機法の意味と薬業界への期待、加えて先行き不透明な中での「改定」をめぐる状況と焦点についてもお話しいただく。乞うご期待。

日時

2025年9月18日(木)15:00~17:00

会場

QR01

錦三ビル 3階 大会議室(ハイブリッド方式;東京都千代田区神田錦町3-18-3)
https://maps.app.goo.gl/rNRUMpUGmENtAELV9

演題

薬機法改正と薬業界の今後~混迷極める政局下で「改定」の着地点はいかに~

講師

城 克文氏(前 厚生労働省医薬局長)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも5,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。

出欠のご連絡

QR02

2025年9月16日(火)までに(ijouken2023@gmail.com)宛てにお願いします。
※申し込みは下記【参加フォーム】
https://forms.gle/gHeSdZteNUoSxJTh6

※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より2025年9月15日にまでに参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。9月中のご入金をお願い致します。

主催

医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
ijouken2023@gmail.com
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp



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