◆酸化マグネシウム製剤「マグミット錠・細粒」(製造販売:マグミット製薬)について、8月25日付の承認で、緩下剤として1歳以上の用法・用量が設定されたことに注目した。小児慢性機能性便秘症診療ガイドラインでは、同製剤は維持療法で使用頻度が高い薬剤と記載されているが、小児適応がなかったからだ
◆臨床では、同製剤は小児にも安全で効果のある薬と認識されている。医療機関の小児用量換算表の中に記載されていたりする。50mg/kg/日がコンセンサスのようだが、換算の手間や経験的な投与量である点が課題だった
◆マグミット製薬によると「治療効果を患児が十分に享受するために、小児患者を対象とした臨床試験に基づいた適切な用法・用量の設定が望まれていた」。臨床現場の声に応え、同社は低用量の100mg錠も開発した
◆同社には過去の取材から臨床現場の課題に丁寧に対応するという印象がある。既存薬剤の薬価は最低薬価だが、臨床現場と患者の利便を考え、製薬企業としてやるべきことをした好例と見た。
マグミット錠、小児用法が追加承認
2025年09月03日 (水)
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