厚生労働省は1日の電子処方箋等検討ワーキンググループで、院内処方情報の登録について、患者に伝達・閲覧させたくない薬剤情報を「未告知の情報」として患者が閲覧できないよう来年3月メドにシステム改修する方針を示した。マイナポータルでレセプト由来の薬剤情報は閲覧できるため、「混乱が生じる」との意見が構成員から相次いだことから、厚労省で改善策を検討することとした。
現行の電子処方箋管理サービスに登録された処方箋情報は、医療機関・薬局、患者が全て閲覧できる仕様としている。一方、院内処方情報では、重複投薬等チェックや薬剤情報の閲覧など、医療機関等の間では活用したいものの、癌の告知をしていない状態における院内での抗癌剤の投薬情報など、患者に伝達・閲覧させたくない医薬品も含む場合が想定されている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。