厚生労働省は1日、危機対応医薬品(MCM)について、重点感染症の研究開発優先度を総合的に評価したリストを危機対応医薬品等に関する小委員会に示した。公衆衛生危機の発生の予見性が低いとされているグループA・Bの感染症のうち、ワクチン・治療薬のいずれも研究開発優先度が高いとされたのはエンテロウイルス(A71/D68含む)で、RSウイルス感染症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)については治療薬の研究開発優先度が高いと評価した。
厚労省は、MCMの利用可能性確保の必要性、研究開発の実現可能性の観点から重点感染症に対する診断薬、ワクチン、治療薬の研究開発優先度を3段階で総合評価した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。