エーザイの早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ遺伝子組み換え)に皮下注製剤が登場する。初期治療18カ月投与後に行う維持療法の適応が米国で承認され、10月にも発売される。日本でエーザイは、維持療法における同製剤を2025年度第3四半期(10~12月)に承認申請する方針だ。点滴静注製剤では投与に約1時間かかるところが、承認された皮下注オートインジェクター(自動注入器)製剤は約15秒で投与が完了し、医療機関としてもベッドの確保や患者見守りの負担が軽減される。

維持療法については1、月に米国で点滴静注製剤の承認を取得している。10mg/kgを4週に1回投与する。
今回米国で承認された皮下注の自動注入器製剤は、360mgを週1回。エーザイと提携関係にある米バイオジェンが8月30日に発表し、10月6日に発売予定と明らかにした。
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