◆「赤い紙が欲しい?青い紙が欲しい?」子供の頃、学校でトイレにまつわる怪談が流行っていた。どちらの色を選んでも恐ろしい結末が待っており、放課後のトイレが怖かった
◆今思うに、この怪談は「色付き」に潜むリスクを警告していたのではないか。「白い紙」を選んでいれば結末は変わったかもしれない
◆先日参加したフェリング・ファーマのセミナーで、専門医が膀胱癌の早期診断の重要性と治療について講演した。膀胱癌の患者は高齢者に多く、罹患数・死亡数とも年々増加している。早期であれば内視鏡切除や膀胱内への薬物注入により制御できるが、進行すると膀胱全摘除術や抗癌剤治療が必要となる。主な自覚症状は血尿や治りにくい膀胱炎症状で、血尿は暗赤色の場合もあり痛みを伴わないことが圧倒的に多いという
◆「便器や下着が白でなく色付きだと血尿を見落とすことがある」との注意もあった。早期発見の点では、水に色が付く洗浄剤も良くないそうだ。市民や製品開発者など多くの人々に届けたい視点である。
「赤い紙が欲しい?青い紙が欲しい?」
2025年11月10日 (月)
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