日本薬剤師会の岩月進会長は8日、徳島市内で講演し、「地域の安定的な医薬品提供体制を構築するには箱出し調剤の実現が必要」と訴えた。医療費抑制が大きな社会課題となる中、使用期限切れで廃棄される医薬品を減らすために、「処方単位と包装単位の一致に取り組まないと持たない」と強調。既に国内外の各製薬団体に包装単位変更の理解と協力を要請していることを明らかにした。
岩月氏は、医薬品の処方単位と包装単位が一致していないことで、「例えば100錠購入して84錠調剤し、16錠が残る場合、全国6万軒の薬局で計算すると100万錠もの残薬が発生する。これは医薬品不足をさらに深刻化させる要因になる」と強調した。
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