大阪大学大学院工学研究科、島津製作所および医薬品開発業務受託機関(CRO)であるユー・メディコの研究グループはこのほど、MALDI質量分析法を用いて、遺伝子治療に用いられる「ウイルスベクター」である組み換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)のセロタイプ(血清型)を高精度で同定する手法を開発した。
従来、セロタイプの同定には酵素免疫測定法(ELISA)が用いられていたものの、測定結果のばらつきが課題となることがありました。
今回か初された手法の実現性検討は、同定が難しいとされている変異体を含む7種類のセロタイプを持つrAAVを、島津製作所製MALDI-TOFMS(マトリックス支援レーザー脱離飛行時間型質量分析計)「MALDI-8020」によって実施された。
この研究は大阪大学・島津分析イノベーション協働研究所(吹田キャンパス)が支援し、島津製作所から派遣された社員(博士後期課程在籍)が研究の中心を担った。島津製作所およびユー・メディコは今後、同手法を採用したMALDI-TOFMSシステムの開発に取り組んでいく。
研究成果は、米国科学誌「Analytical Chemistry」に1日(日本時間)に公開された。
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