パラマウントベッドは5日、神戸大学病院、神戸大学大学院保健学研究科と共同で、「夜勤における看護師の仮眠に関する介入研究」を開始したと発表した。同研究は、深刻な長時間夜勤の課題を抱える医療現場において、同社の自動運転を行う電動ベッド「Active Sleep BED Wモデル」が、看護師の仮眠の質やその後の職務パフォーマンスを改善する可能性について、客観的・定量的な指標を用いて検証することを目的としている。
今回のプロジェクトでは、同社の「Active Sleep BED Wモデル」と睡眠センサー「Active Sleep Analyzer(アクティブスリープアナライザー)」を導入し、入眠時に心地よい角度をつける「入眠角度」機能や、起床時刻に合わせて背が自動で起き上がる機能が、仮眠やその後のパフォーマンスに与える影響を検証する。
「Active Sleep」は、眠りをデータで捉え、一人ひとりに最適化していくという考え方のもと、「眠りをマネジメントする」というコンセプトで価値を提供している。
同研究の背景には、日本の医療現場における厳しい勤務環境がある。長時間夜勤による概日リズム(サーカディアンリズム)の乱れは、睡眠の質を低下させ、健康を阻害するリスクとなるだけでなく、「17時間以上の連続覚醒が医療ミスのリスクを有意に高める」ことが指摘されており、医療安全上のリスク要因となっている。
医療現場では、夜勤中の仮眠が推奨されている一方で、実際に十分な仮眠を取れている看護師はわずか9.1%にとどまるという報告がある。また、仮眠環境(寝具や騒音など)への介入研究は国内外で不足しており、客観的なデータに基づいた仮眠環境整備の妨げとなっていることから、今回の研究で、その有用性を検証していく。
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