医薬品医療機器総合機構(PMDA)は7日、同機構の職員が業務で使用していたUSBメモリ1個を紛失したと発表した。紛失は本年4月16日に判明し、その後、関係者への事実確認、事務所内や当該職員宅の捜索、所管警察署などへの遺失物届の提出を行ったが、現時点でUSBメモリは発見されていないという。
発表によると、USBメモリには、職員が学会講演で使った資料とそれに関連する参照用資料が保存されていた可能性がある(現物がないのではっきりしない)。しかし、保存元資料から、参照用資料には、審査報告書3品目分と機構内検討資料・薬事食品衛生審議会部会審議資料、承認書2品目分、対面助言関係資料などの非開示情報のほか、企業及び機構担当者の所属・氏名など286人分の個人情報が含まれていることが確認された。ただし、要配慮個人情報は含まれていない。
USBメモリはPMDA貸与品で、一定回数誤ったパスワードを入力すると全操作がロックされる機能があり、このため第三者による不正閲覧の可能性は低いという。また、現時点で、このUSBメモリに保存されていた情報が外部に漏洩した事実は確認されてないとしている。
PMDAは、USBメモリに非開示情報や個人情報を保存し、機構の施設外に持ち出すことは認めていない。今回の紛失事案に対して「深くお詫び申し上げます」と謝罪している。再発防止策として、各部室管理のパスワード型USBメモリの使用を禁止するほか、全役職員への注意喚起や非開示情報の取扱いに関する特別研修を実施するとしている。
4月に紛失が判明しながら、この時期の発表となった理由についてPMDAは、「USBメモリに保存されていた可能性のあるデータの内容、非開示情報と個人情報の影響範囲の特定、第三者への流出の有無の検証に時間を要したため」としている。
発表:https://www.pmda.go.jp/about-pmda/news-release/0097.pdf
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