◆最近、毛細血管像や血流と生活習慣病との関連性が注目されている。体調が優れなかったり、定期的に薬を服用していたり、ピアニストなど指先を酷使する人の毛細血管像は、形が曲がっていたり、途中で切れていたりするという。毛細血管像は、その日その時の体調を的確に反映するというわけだ
◆毛細血管観察装置は、国内の大学、研究機関、病院などで普及し始めている。毛細血管像と臨床の研究は、特に、皮膚科の膠原病や強皮症などで進んでいる。一般市民の間でも、毛細血管血流観察に対する関心が高まっており、皮膚科、循環器科、整形外科、歯科で患者への説明をアシストするために導入している医療機関も少なくない
◆特定健診制度がスタートし、患者の行動変容を促すデータとして、メタボリックドミノの上流部分に位置する毛細血管像と血流の観察の導入を検討する健診施設もある
◆現在、強皮症、膠原病、糖尿病、精神疾患などと毛細血管像の関係について、臨床データが国内外で収集されている。これらの研究が進められ、毛細血管像や血流観察が生活習慣病の予防に寄与する日が来ることを期待したい。
毛細血管を見てみれば
2009年09月14日 (月)
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