ドラッグストア大手のサンドラッグは、九州・沖縄、中四国エリアにおいて、ディスカウントストアを136店舗運営しているダイレックス(佐賀市)の全株式を取得し、完全子会社とすると発表した。ダイレックスの株主である投資ファンドが全株式を取得した後、サンドラッグが12月25日に譲り受ける予定。
サンドラッグでは、グループの事業規模拡大及び企業価値増大に向け、直営店による新規出店に加え、フランチャイズ店およびM&Aによる全国へのエリア展開を進めている。一方のダイレックスは、九州地区を中心にディスカウントストアを運営しており、ローコスト経営を特色とし、医薬品及び化粧品等の販売にも注力している。
今回の買収について、サンドラッグでは「ダイレックス側のさらなる販売力の強化、業績向上が見込まれる」とすると共に、「グループの九州地区における販売シェア拡大にも大きく寄与するものと考える」としている。