◆奇しくも先月20日、ドラッグストアの資本・業務提携が相次いで発表された。関西のセガミメディクスと関東のセイジョー、北海道のツルハと千葉・東京で展開するくすりの福太郎がそれぞれペアを組んだ
◆セガミ陣営は店舗数拡大というスケールメリットや共同仕入れ、業務効率化といった目に見える効果の一方で、新しいビジネスモデルを模索したいというのが本音のようだ。ツルハは来年度から、保育所事業をスタートさせるという
◆医薬品販売制度の改正を控え、ドラッグストア各社は新規参入の異業種と戦わねばならない。競争はさらに激化し、物販ビジネスの限界も見え隠れする。モノ売り依存体質から脱却し、第2、第3の事業の柱を育てる時期に入ってきている
◆大手調剤各社も状況は同じ。調剤事業だけでは心許ないと、アインファーマシーズは後発品の卸売事業を、日本調剤も同じく後発品をターゲットに製造販売業を取得して、全国の医療機関や薬局への販路拡大を狙っている。各社がどのような動きを見せるか、今後を注目したい。
ドラッグストア各社、新ビジネスモデルを模索
2006年12月04日 (月)
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