◆今夏の参議院議員選挙の前哨戦といわれていた長崎県知事選挙の結果が出た。野党の自民・公明が支援する候補が、民主など与党推薦の候補に9万4000票という大差をつけて圧勝した
◆この結果は何を示唆するのだろうか。政権交代して5カ月が過ぎた。それまで自民一辺倒だった医薬品関連も含めた各産業界の団体組織は、未経験の対応に追われ目まぐるしく動いたことは、本紙でも報じている通りだ
◆並行するように、首相や民主党幹事長の周辺で、早くも今年の流行語大賞にノミネートされた感のある「政治とカネ」に関わるニュースが、毎日のように報じられている。マスコミでは、冬季オリンピックの競技結果とトップを争っている状況だ。今回の選挙結果について両氏は、「政治とカネ」の影響であることを素直に認めている
◆この与党、特に民主党に対する逆風が参院選まで凪ぐことがなければ、またしても国会でのねじれ現象を生じ、結果的に国民生活、産業界にも影響を及ぼすことは必至だ。だからといって、与党に過半数を与えるわけにもいかないというのが、国民の率直な意見だろう。
「政治とカネ」
2010年02月24日 (水)
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