◆消費者庁の「健康食品の表示に関する検討会」での議論が進んでいる。関係団体等からのヒアリングや個別テーマ別の分析、論点整理に向けた意見交換などを経て、いよいよ来月の会合から論点整理に関する議論を行う
◆これまでの議論では、健康食品で実際にあった虚偽・誇大広告の例が示され、不正なものは取り締まるべきとの方向性や、現行法での健康食品の表示規制は限界があり、新たな法規制を制定すべきといった考えなどが示されてきた
◆表示は、企業側から見れば宣伝・広告の一環とする面がある。一方、消費者側からすると、安全が確保されていることを前提に、適切な選択を行うために必要なものという面がある。この二つが揃うことが必要だが、健康食品の場合は必ずしも一致していない
◆表示を含め健康食品に関する新たな法律を制定するのか、あるいは現行法を改正して対応するのか。結論はまだ見えてこない。いずれにしても、“消費者”と冠した役所に設置された検討会である。まず何よりも消費者のことを考えた、消費者目線の結論が出ることを期待したい。
議論が進む「健康食品の表示に関する検討会」
2010年04月19日 (月)
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