
アルバレズ社長
万有製薬とシェリング・プラウは、8月1日付でシェリング・プラウ代表取締役ゼネラル・マネジャーのトニー・アルバレズ氏を両社の新社長とするトップ人事を発表した。アルバレズ氏は、今年後半に予定する経営統合後の新会社「MSD」の社長に就任する。現社長のマーク・ティムニー氏は、米メルクの米国医薬品事業部の統括責任者に就く。
万有製薬では、社長交代の理由について、「米国、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域での世界的な実績に加え、ティムニー氏と共に国内での経営統合に向け、事業戦略の策定や新体制の構築に関わってきた経験を評価したもの」と説明している。
アルバレズ氏は、1959年生まれの51歳。82年にアップジョン・カンパニーに入社、98年にファルマシア&アップジョンのアジアパシフィック・南米地域副社長、03年にシェリングプラウ・コーポレーションのGPB副社長に就任し、05年からシェリング・プラウ日本法人の代表取締役ゼネラル・マネジャーを担当。今年後半に予定する経営統合に先駆け、両社のコマーシャル部門の統括責任者を務めていた。