田辺三菱製薬は15日から、スイッチOTC薬として、腟カンジダ再発治療薬「オキナゾールL100」(第1類医薬品)を新発売する。
新製品は、同社が開発した抗真菌剤「オキナゾール腟錠100mg」の有効成分オキシコナゾール硝酸塩を、医療用と同量の100mg(1錠中)配合したもの。オキシコナゾール硝酸塩は、原因菌であるカンジダ菌を殺菌することで、デリケートゾーンの不快な症状を鎮める。
また、難治性菌に対しても優れた抗菌力を示すことで、医療現場において高い評価を得ており、医療用腟カンジダ治療薬で最も使用されている。
腟カンジダは、腟内の常在菌「カンジダ菌」が免疫力の低下などによって異常増殖し、我慢できないほどの痒み・白くポロポロしたおりものなどの不快な症状を伴う女性特有の疾患。同社アンケートによると、女性の5人に1人が罹患した経験があり、うち半数以上が再発を経験している。同社では、医師の診断および治療を受けたことがある腟カンジダ再発者に、新しい選択肢を提供するスイッチOTC薬として、セルフメディケーションをサポートすることにしている。
希望小売価格は、6錠入り2940円。