小野薬品とアステラス製薬は、骨粗鬆症治療薬で月1回間歇経口剤「ミノドロン酸水和物」について、国内で承認申請を行った。
ミノドロン酸水和物は、アステラスが創製し、小野薬品と共同開発した月1回投与のビスホスホネート系薬剤。経口剤破骨細胞による骨吸収を抑制し、骨密度や骨強度の増加を促進することで、骨粗鬆症に対する強力な骨折防止効果を発揮する。承認取得後、小野薬品が「リカルボン錠50mg」、アステラスが「ボノテオ錠50mg」の製品名で発売を行う。
月1回間歇経口剤の有効性と安全性を検討した国内第II/III相試験では、主要評価項目の「腰椎平均骨密度変化率」で、1mg1日1回群に対する非劣性が確認されたほか、副作用の発現率でも大きな差は認められなかった。