
細川新厚労相(写真提供:民主党)
細川律夫厚生労働相は17日夕、初登庁し、記者団に「政務三役はもちろん、省全体で一体となって難しい厚生労働行政を進めたい」と、官僚との融和を図る意向を示した。政務三役を前面に押し出した長妻前厚労相との違いを滲ませたが、基本的な施策方針方は、「長妻氏の考え方を引き継ぐ」とした。また、少子高齢社会における社会保障と厳しい経済情勢を踏まえ、若年者を中心とした雇用対策へ、特に力を入れるよう菅首相から指示を受けたことも明かした。座右の銘の『嵐は強い木を作る』を引き合いに出し、「困難があるほど、素晴らしい施策ができることを信じている」とも述べた。
細川新厚労相は、「子供から大人まで、産まれてから亡くなるまで国民に大変関わりがあり、期待されている行政でもある」とした。課題には子育て支援、社会保障の強化、労働者派遣法見直しを挙げ、「たくさんの課題を抱えているが、しっかりとした厚労行政を進めて、国民の信頼を得ることが大事」と述べた。