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エーザイの英断

2010年11月29日 (月)

◆国内大手製薬のエーザイがWHOに、リンパ系フィラリア症治療薬を無償提供すると表明した。WHOが展開する顧みられない熱帯病の制圧プログラムに協力し、日本の製薬企業として初めて官民パートナーシップを実現した
◆医薬品アクセス問題は世界的な公衆衛生上の課題だ。国連の「ミレニアム開発目標」は、2015年までにエイズ、マラリア、結核の3大感染症の蔓延を食い止めること。国際保健活動に連動する形で、日本の製薬企業が貢献することは大きなメッセージとなる
◆一方で、エーザイの内藤晴夫社長は「途上国の貧しい人々の病気を撲滅し、経済基盤の底上げを支援することは、長期的な事業の一環」との考えを示し、NGO関係者も「病気に苦しむ目の前の貧しい人々を救うことが大切。企業は長期的にビジネスを考えていい」とかねて主張していた
◆特に顧みられない熱帯病は、最後の新興市場と言われるアフリカに集中する。現在の危機に手を差し伸べ、将来の経済発展で利益を得たとしても、途上国の人々と企業、日本の国際貢献というトリプルウィンが実現する。エーザイの決断がその一歩になると期待したい。




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