◆昨年のクリスマスイブの日に、厚生労働省は今シーズンのインフルエンザが流行期に入ったと発表した。昨年の第50週(12月13~19日)に、約4800カ所の報告の定点となる医療機関から、6758人の報告が挙がり、これを定点当たりの報告数にすると1・41となり、流行の目安となる1・00を上回ったからだ
◆今シーズンのウイルス型は、昨年第28週までAH3亜型(香港A型)の報告数が新型を上回っていたが、第48~52週の5週間を見ると、新型が最多となり、次いでAH3亜型、B型の順になっている
◆新型は、昨シーズンの状況を見ると、小児から成人まで、幅広い層で重症化する傾向が見られている。厚労省も「全ての年齢で注意する必要がある」とし、マスク着用やうがい、手洗いの励行などの予防策を講じるよう、国民に注意喚起した
◆今年は、新型(A/H1N1)と季節性(A/H3N2とB型)の3株が混合された3価ワクチンが製造・供給されていることから、接種された方も多いことだろう。ただ、小中学校や保育所などが始まり、流行はこれからが本番。予防策を心がけたい。
流行はこれからが本番
2011年01月14日 (金)
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