厚生労働省は、医療用から一般用への転用が可能であると、日本薬学会が選定したスイッチ候補10成分を、日本医学会と分科会110団体へ示した。このうちアカルボースやオメプラゾールなど5件は、過去にも候補に上がったものの、見送られた経緯がある。
7月26日まで意見を募った上で、薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会で、転用の可否を審議する。
候補成分は次の通り。
▽コレスチミド(内服、コレステロール低下薬)▽アカルボース(内服、糖吸収抑制薬)▽オメプラゾール(内服、胃酸分泌抑制薬)▽メペンゾラート臭化物(内服、下部消化管痛改善薬)▽ポリカルボフィルカルシウム(内服、便通異常改善薬)▽プロピベリン塩酸塩(内服、排尿改善薬)▽セルニチンポーレンエキス(同)▽ピランテルパモ酸塩(内服、ぎょう虫駆除薬)▽ヒアルロン酸ナトリウム(点眼、涙液補助用点眼薬)▽メナテトレノン(内服、骨粗鬆症用薬)