◆国内第3位のジェネリック(GE)薬メーカー大洋薬品工業と、世界最大手GE薬メーカーのテバが16日、戦略的資本提携に合意したと発表。世界最大手の直接的な日本企業買収は、国内GE薬各社の戦略にも大きなインパクトを与えるだろう
◆GE薬専業メーカー各社の2011年3月期決算を見ると、国のGE薬使用促進施策と相まって、保険薬局市場を中心に販売が好調。二桁増収増益の好業績で推移しており、「欧米並み」を目指したGE薬市場が形成されようという発展段階にはある
◆ただ、現状のGE薬採用は品質、情報提供、安定供給などを考慮して、医師や薬剤師が選択するという流れ。ある外資GE薬メーカー関係者は、「これをいかにして流通、価格主導のマーケットにしていくかが、グローバルなGE薬メーカーの関心事」との見解を示す
◆一方で、グローバルコスト競争力を背景とした外資が、どの時点で日本市場に本格参入を行うのかが常に注目されていた。今回の戦略的資本提携は、国内でGE薬を販売する企業の再編動向にも影響を与えると見られるだけに、今後の行方に注目したい。
グローバルGE薬メーカーの関心事
2011年05月18日 (水)
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