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【厚労省】病院薬剤師は常勤換算4.3万人‐2010年医療施設(動態)調査・病院報告

2011年10月05日 (水)

 厚生労働省のまとめによると、昨年10月1日時点で活動中の医療機関が17万6878施設173万0339床で、前年から施設数が407増加し、病床数が1万3076減少したことが分かった。病院の平均在院日数は0.7日短縮し32.5日へ、一般病床に限ると18.2日で0.3日減った。病院従事者数は常勤換算186万8255.5人で2.6%増加した。このうち医師は2.2%増の19万5368.1人、薬剤師は0.4%増の4万3294.8人、看護師は3.4%増の68万2603.9人だった。

 病院の数は8670施設で69施設減少した。精神科病院と結核療養所を除く一般病院は68施設減って7587施設となり、9割を超える6972施設が内科を持っていた。リハビリテーション科の5045施設、整形外科の4999施設も多かった。前年と比べて腎臓内科、糖尿病内科、乳腺外科、消化器外科などが増え、内科、外科、小児科などが減った。

 病院の病床数は1992年をピークに減少を続けており、10年は159万3354床で8122床減少した。内訳は一般病床が2780床減の90万3621床、精神病床が1406床減の34万6715床、療養病床が3287床減の33万2986床となった。

 人口10万対病院病床数は全国平均1244.3床で、都道府県別に見ると、最多の高知2478.6床と最少の神奈川813.0床で3倍の格差がある。

 医科診療所は189施設増の9万9824施設、歯科診療所は287施設増の6万8384施設だった。

 病院の患者動向は、入院が1日平均131万3421人で0.4%増加した。一般病院が107万7965人で0.5%増え、精神科病院が23万5372人へ減った。外来は1日平均141万2245人で0.3%減少した。一般病院が135万5643人へ0.5%減り、精神科病院が5万6597人へ2.9%増えた。

 病院従事者は、常勤換算で100床当たり117.2人で、医師が12.3人、薬剤師2.7人、看護師42.8人となっている。薬剤師の実人数は4万5699人で233人増えた。

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