◆中小の薬局経営者団体である保険薬局経営者連合会がセミナーを開催した。「調剤のみに頼らない薬局経営の推進」がキーワード。大手にない地元密着型の薬局・薬剤師のサービスをいかに提供、定着させていくかに意欲を感じた
◆日本経済は低迷が続き、中医協の支払側は診療報酬引き上げを拒んでいる。特に伸び続ける調剤には“北風”が吹く。薬局機能の幅を広げようというアクションは自然のなりゆき。逆に本来、街の薬局が機能した部分を取り戻そうという流れにも映る
◆とはいえ目前の問題は診療報酬改定で、今回もGE薬使用促進が課題だ。前回、期待を込めた点数配分だが30%の政府目標値は遠い。ただ、先の健保連の消費者調査では、GE薬服用のきっかけとして「薬剤師の勧め」が最も多かった。その逆も「薬剤師の勧め」が焦点だった
◆日本ジェネリック医薬品学会の調査では、先進県、後進県とも薬局の「在庫」が推進上の課題としている。薬剤師が役目を果たすための体制整備は、唯一の窓口となる日薬の活動にかかっている。
焦点は「薬剤師の勧め」だが
2011年12月02日 (金)
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