日医工は20日、北海道の局方医薬品メーカー「ヤクハン製薬」と資本業務提携契約を結んだ。3月14日付でヤクハン製薬の発行済み株式の57・1%を取得
し、子会社化する。日医工は、殺菌消毒剤に強いヤクハン製薬を買収することで、品揃えの充実を図る。
日医工は現在、約60品目の殺菌消毒剤を販売しているが、ヤクハン製薬の子会社化により、約90品目に品揃えを拡大。これら殺菌消毒剤の製品群を日医工の販路に乗せ、DPC病院を中心とした全国の医療機関に納入することで、両社製品の拡販を目指す。
また、生産面でも両社の品質管理能力、技術力を融合し、効率的な製造と安定供給に向けたシナジー効果を発揮させたい考え。
ヤクハン製薬は、北広島市に拠点を置く局方医薬品メーカー。殺菌消毒剤の製造販売に強く、北海道で高いシェアを持つ。従業員数は75名。2011年3月期の売上高は25億2300万円、営業損失1億1200万円、純損失1億9100万円。