大洋製薬は、ケトチフェンフマル酸塩配合の「タイヨー鼻炎スプレーZ16mL」と、クロモグリク酸ナトリウム配合の「タイヨー鼻炎スプレーAG30mL」(いずれも第2類医薬品)の、2種類の鼻炎スプレーを先頃発売したが、「各地で花粉の飛散が活発になるにつれ、店頭でも動きが出てきた」(商品管理部学術課)として、需要期に向けて期待を示している。
「タイヨー鼻炎スプレーZ16mL」は、スイッチOTC成分のケトチフェンフマル酸塩を100mL中に75・6mg含有しており、鼻水や鼻づまりで苦しい時、花粉で鼻がムズムズする時、鼻がつまって頭が重い時――などに、1回1噴霧、1日4回使うことで、不快な鼻炎の症状をコントロールする。
症状が出た後にスプレーするという使い方に加え、“症状が出る前にスプレーする”という使い方が可能なのも特徴。点鼻スプレーで発生しがちな、使用時・使用後の刺激感も緩和した。オープン価格だが、税込み参考売価は1480円程度。
「タイヨー鼻炎スプレーAG30mL」は、クロモグリク酸ナトリウムが炎症性細胞の活性化を抑制し、組織のダメージを防ぎ、炎症を抑えて症状の悪化や慢性化を防ぐ。このほか有効成分として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ナファゾリン塩酸塩などを配合しており、使用時や使用後に発生する刺激も緩和している。オープン価格で、税込み参考売価は1280円程度。
同社の鼻炎用点鼻薬は、ナファゾリン塩酸塩配合の「タイヨー鼻炎スプレーアルファ」(第2類医薬品)と合わせ、3製品のラインナップとなっている。