厚生労働省のエイズ動向委員会が、2011年12月26日~12年3月25日の2012年第1四半期のエイズ発生状況をまとめた。それによると、HIV感染者は246件で前回11年第4四半期からやや減少し、エイズ患者は105件で前回とほぼ同数となったことが分かった。また、HIV感染者とエイズ患者報告数の合計の累計が初めて2万件を超えた。
厚労省によると、保健所によるHIV検査件数は2万4824件、保健所以外の自治体が実施するものは7171件。相談件数は3万9716件で、HIV検査件数・相談数は共に横ばいとなった。
エイズ動向委員会は、「HIV抗体検査・相談が、早期発見につながる」とし、早期治療・感染拡大防止のためにも積極的な利用を呼びかけている。