日本ケミファは、2012~14年度までの中期経営計画を策定し、中国・東南アジアへの海外展開を本格化させる方針を打ち出した。既に現地企業と組み、ジェネリック医薬品(GE薬)数品目を申請・上市する方向で準備を進めている模様だ。10日に都内で開いた記者懇談会で、山口一城社長は「ハードルは高いが、日本のGE薬のアジア展開を検討し、世界市場へのアクセスを図っていきたい」と語った。
新中計では、主力のGE薬事業を強化することで、GE薬の売上高300億円以上を目指し、国内GE薬市場で新薬系トップの地位を確立する。最終年度となる14年度までに、27成分55品目の新製品を上市し、自社品比率を60%以上に高めるほか、30億円を投じて子会社「日本薬品工業」のつくば工場に新製造棟を建設し、生産能力を1・5倍の14億錠に増強する。
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