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【武田薬品】16年度まで新興国9割進出‐年平均16%成長を目指す

2012年09月03日 (月)

モリッヒ氏

 武田薬品は、2016年度まで新興国市場で年平均16%の成長率を達成し、新興国市場のカバー率を90%まで引き上げる。ナイコメッド買収後、グローバルリーチを広げた新興国市場の拡大を急いでいるところで、特に売上最大規模のロシア・CISを始め、ブラジル、中国で国内開発を強化し、新製品を相次ぎ投入していく考えだ。28日に都内で開いた新興国事業ミーティングで、取締役チーフコマーシャルオフィサーのフランク・モリッヒ氏は「ポートフォリオでは新薬が重要な地位を占めてくる」と述べた。

「現地化」で新薬投入加速

 武田は、ナイコメッド買収で欧州・新興国にリーチを広げた。2012年度第1四半期の地域別売上高比率では、欧州・新興国の占める割合が前年同期の15%から29%に一気に拡大している。


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