日本薬剤師会は、薬局で無菌製剤(注射剤)を調製する際の取り組みについて、製剤特性や汚染リスクを勘案した「薬局における無菌製剤(注射剤)の調製について」を取りまとめた。無菌調剤の種別ごとに、必要とされる無菌設備の組み合わせを示したもので、薬局が無菌製剤に取り組む際の指針となるもの。
日薬が実施した在宅医療に関する実態調査によれば、薬局が実施している無菌製剤の調剤は、[1]患者がそのまま使用することを前提とした無菌製剤[2]患者が使用時に混合することを前提とした無菌製剤[3]TPN基本液とその他の注射剤の混合(▽市販されている無菌医薬品を滅菌された連結管等を用いて閉鎖系で注入し、調製した製剤▽前記に該当しない製剤)[4]抗がん剤の調製[5]粉末アミノ酸製剤等を生食に溶解させる等[6]バルーン式持続皮下注入器への薬液充填――の6種類と推察される。
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