
塩野義製薬の手代木功社長は2日、2012年度中間決算説明会の会見で、「米子会社のシオノギインクの業績内容が大幅に改善されてきた」とし、「現在、米国で申請中の閉経後膣萎縮症治療薬オスペミフェンが上市されれば、来年からの赤字脱却が期待できる」との見通しを示した。国内では戦略8品目が伸長し、薬価改定の影響やクレストールのロイヤルティ収入減をカバーしたことなどを挙げ、同社の実力が上向いてきたとし、「筋肉質の体質に戻す」方向性を強調した。
シオノギインクの12年度中間決算は、売上高75億円、売上原価12億円、販売費・一般管理費84億円、営業利益がマイナス22億円となり、いずれの項目も上期予想を上回った。
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