厚生労働省は22日付で、新薬15成分22品目を薬価基準に収載する。内訳は内用が8成分13品目、注射が4成分6品目、外用が3成分3品目。8成分に原価計算方式を適用した。原価計算方式で算定したノーベルファーマの「ギリアデル」に、営業利益率に10%の加算を上乗せしたほか、日本イーライリリーの「ジプレキサ」は、2012年度薬価制度改革で導入した新ルールに基づき、外国平均価格を用いて引き上げた。14日の中央社会保険医療協議会で了承された。
新外国価格調整ルール適用
▽ディアコミットドライシロップ分包、同カプセル(Meiji Seikaファルマ)=スチリペントールを含有する抗てんかん薬。クロバザム、バルプロ酸ナトリウムで十分な効果が認められないDravet症候群患者における間代発作、または強直間代発作に対するクロバザム、バルプロ酸ナトリウムとの併用療法を効能・効果とする。原価計算方式で算定した。希少疾病用医薬品に指定されており、予測市場規模は10年目に748人の10億4000万円。厚労省から開発要請を受けていた。
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