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【厚労省】降圧剤検討会が初会合‐データ解析過程に疑念

2013年08月13日 (火)
あいさつする田村厚労相

あいさつする田村厚労相

 厚生労働省は9日、ノバルティスファーマの降圧剤バルサルタン臨床研究のデータ操作疑惑を受け、原因究明と再発防止に向けた大臣直轄の検討会「高血圧治療薬の臨床研究事案に関する検討委員会」(委員長:森嶌昭夫名古屋大学名誉教授)の初会合を開き、関係大学とノバルティスから調査状況の報告を受け、質疑を行った。今後、臨床研究の信頼回復に向けた取り組みについて議論を進め、9月末をメドに当面の対応や再発防止策等をまとめる。

 初会合であいさつした田村憲久厚労相は、「論文が誤っていれば医師の処方が変わってくる。臨床研究に不信を抱かれていることは日本にとって大きな問題であり、信頼回復に向けて力を合わせていただきたい」と要請。「真実はどこにあるか、誰がどういう意図で何のためにやったのか。真実を調べてもらい、その結果を踏まえ、われわれも厳しく対応していきたい」との考えを示した。


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