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これまで以上に求められる一般薬への積極的な関与

2013年11月11日 (月)

◆ネット販売をめぐる議論が一定の決着をみた。政府は今国会に提出する薬事法改正案に、一般薬の99・8%のネット販売を認める一方、スイッチ直後の23品目と劇薬指定の5品目はネット販売を禁止する新ルールを盛り込む方針を決定した
◆楽天の三木谷会長兼社長は「“対面安全神話”は時代錯誤も甚だしい」と政府の方針に反発し、法案が成立すれば提訴する構えだ。ネット販売全面解禁を提言した産業競争力会議の民間議員も辞任する意向を示しているが、一般薬による副作用の発生を回避する上で最低限の規制がかかったといえよう
◆薬事法改正案ではスイッチ直後品目などを「要指導医薬品」に区分し、薬剤師の対面による情報提供や薬学的知見に基づく指導を求めている。薬剤師には、これまで以上に一般薬への積極的な関与が求められるようになるという認識が必要だ
◆一方で、ネットの利用者は、副作用などの情報を十分に確認した上での購入が不可欠になる。これまで以上に自己責任が問われるようになったという感覚を持ってもらいたい。



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