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◆最近見かけた交通広告に「ぷらっと女子旅」というのがある。そういえば平日であってもJR、私鉄の特急列車などでは、幅広い年代層の女子旅を目にするし、こうした旅行企画の多くが盛況と聞く。確かに旅行に限らず「女子◯◯」を切り口にした提案が増えているようだ
◆特定の年代層に訴えかける広告も、最近目にする。例えばオーラルケアブランドで『毎日歯みがきしているのに、最近ハグキが弱ってきたみたい、年齢のせい？』、また目薬では『なんだか最近、手元の文字が……』という具合に、ふと見過ごしがちな新聞広告から“気づき”を与えるのが一つの特徴
◆これらはいずれも、価格がやや高めに属する。しかし売れ行きは好調という。実際に中高年層は価格より質を重視する人も多いが、あえて市場の平均売価を上回る製品を購入するのは製品の良さを納得・実感したからこそといえる
◆顧客と双方のコミュニケーションをどう実現するか。各メーカーとも新たな“気づき”を与える広告表現を工夫しているようで、今後を期待したい。