◆先日、多数の在宅患者を受け持つ個人経営の薬局を取材した。依頼先の医療機関数は40~50軒で、担当患者数は常時180人前後。2人の薬剤師が在籍し、毎日10~15軒の患者宅を訪問するなど多忙な日々を送っている
◆この薬局は地域にとって新参の存在だ。約3年前に薬局を立ち上げてからしばらくは、医師からの訪問依頼はなかった。在宅医療に対応できる薬局として周辺医療機関にあいさつに出向いても、門前払いを食らうことが大半だった
◆苦境が続く中、併設した無菌調剤室が武器になった。他には頼める薬局がないとして、ある医師から、無菌調製を要する在宅患者の訪問依頼がきた。1例ずつ実績を積み重ねるうちに、門前払いされた医療機関からも依頼がくるようになった
◆その薬局の薬剤師は、自身の業務内容が他職種に伝わるように日々努力している。それもあって薬剤師の役割が次第に理解され、担当症例数が増えていったという。他職種からの信頼をいかに獲得するか。在宅医療に参画する上での重要な要素だ。
他職種からの信頼が
2014年06月13日 (金)
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