ロシュ・ダイアグノスティックスは、小細胞肺癌の確定診断で補助的に用いる腫瘍マーカーのガストリン放出ペプチド前駆体(ProGRP)の測定試薬「エクルーシス試薬ProGRP」を新発売した。売上目標は年間6000万円程度を見込んでいる。
電気化学発光免疫測定法を測定原理とするロシュ製の自動分析装置を用いて、30μLの微量検体をわずか18分で測定できる。開封後6週間、自動分析装置上で安定性を保つのが可能となったため、検体数が少ない医療機関の検査室にも対応できる。
同社は、肺癌の腫瘍マーカーとして、CEA、CYERA、NSEの測定試薬を販売しており、新たにProGRPを加えることで、製品ラインナップを拡充。同一検体で必要な項目を同時に測定できる。
希望小売価格は、100テスト用12万5000円(税抜)