◆薬剤師国家試験予備校「薬ゼミ」の調査によると、調剤薬局やドラッグストアに就職を希望する薬学生の3分の2は、その決定に当たって親に相談しているそうだ
◆就職は、長い人生における山の一つだが、20代前半という時期に、自らの責任で大きな決断をすることも重要な経験ではないだろうか。もちろん、高い学費を出してもらっている親の意向を無視できないという側面もあるだろうが、わざわざ親に同意を得るところに違和感を感じる
◆小紙コラムでおなじみの西鶴智香さんが、社会人になった子供の会社にまでいちいち口を出す「クレイジーペアレンツ」の事例を出し、薬剤師の親は過干渉ではないかと苦言を呈していたことがあった
◆調査を受けた結論の一つは、親を対象とした情報の充実が新卒採用の大きなポイントということだった。親が安心して子供を送り出せるかどうか判断したいのだという。そんなことは子供に任せて、自分で選んだ道で少しぐらい失敗しようが、黙って背中を押すぐらいの度量がほしいものだ。
薬学生の親
2014年11月10日 (月)
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