◆いよいよ今日から神戸市で日本薬学会第135年会が開かれる。医学系学会を調べると日本解剖学会の第120回、次いで112回の内科学会、111回の医史学会と続くが、薬学会の歴史は断トツを誇る
◆2006年は薬学部が6年制になり、薬学教育の歴史的な年となった。その年の年会テーマは「“未来創造”目指しパラダイムシフト」。その後は創薬、医療、医療薬学などのキーワードが使われ、昨年は“薬を育む”、今年は「薬学が拓く、健康と未来」と“健康”を取り上げた
◆健康情報拠点という薬局の“新たな方向性”が求められる中で、時宜を得たテーマだ。学会の方向性に薬剤師職能の展開が反映されつつあるのだろうか
◆今年の135年会総会では奇しくも6年制移行年度に会頭を務めた柴崎正勝氏が2度目の会頭職を退く。学会賞の中に医療薬学領域を確立、6年制学部の博士課程振興にも注力した。直接現場を持つ学問だからこそ、その職能を維持、向上させるのも役割。今後も柔軟な薬学らしい変化に期待したい。
今日から日本薬学会第135年会
2015年03月25日 (水)
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