1日1回投与で、非オピオイド鎮痛剤による治療が困難な場合の経口持続性鎮痛剤「ワントラム錠100mg」(一般名:トラマドール塩酸塩)を新発売した。日本新薬が販売元で、ファイザーが販促活動を担う。
ワントラムは、既に販売している1日4回製剤の癌疼痛・慢性疼痛治療剤「トラマール」と同様の有効成分であるトラマドール塩酸塩に、アイルランドのランド社から導入した独自の放出制御技術を取り入れた1日1回投与の徐放性製剤。即放性を持つ周辺部分と徐放性を持つ中心部分の二重構造になったことで、即効性と持続性の両立が可能となった。
用法・用量は、成人にはトラマドール塩酸塩として100~300mgを1日1回投与する。症状に応じて適宜増減するが、1日400mgを超えないようにする。