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獣肉はよく火を通して

2015年07月13日 (月)

◆全国的にも地域的にも人口の都市集中が進み、地方では限界集落など過疎化が社会問題化している。今や里山の風景はなくなりつつある。そんな中で、猪や鹿などによる農作物被害が過疎地の経済を危うくしている
◆千葉のある山村では猪や鹿が農作物を荒らし、それがもとで農地放棄が相次いでいるという。栃木でも、鹿に昔の立派な土蔵が食べられた上、リンゴの新芽を食べられ枯れてしまうなど、その地域での生活が成り立っていかない状況もある
◆国や地方自治体は、指定管理鳥獣捕獲等事業を開始し、こうした獣の捕獲を行っている。ただ、ハンターのなり手が少なく、高齢化も進展し、なかなか効果が上がるところまではいっていない
◆それはさておき、捕獲した猪や鹿は食べることになるが、気をつけてもらいたいのはE型肝炎ウイルスなどの感染。過去3年を見ると、毎年100例を超える感染者の報告があり、猪と鹿による感染は2割程度、ブタによるものは4割弱ある。こうした肉を食すときは、十分に火を通した方がいいようだ。



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