国立がん研究センターは19日、厚生労働省の国立研究開発法人審議会高度専門医療研究評価部会に、2010~14年度の第1期中期目標期間の実績に関する自己評価を提出した。同センターが支援した臨床試験の診療ガイドラインへの採用が計画を大きく上回った臨床研究をはじめ、5項目について最高評価の「S」を付けたことなどを踏まえ、総合評価は「A」とした。
研究・開発に関する事項では、バイオバンクへの手術検体の新規保存件数が1776件と中期計画を約50%上回ったほか、癌領域の多施設共同臨床試験を実施する6グループでモニタリング・監査の共通ガイドラインを策定したことや、共同研究数や治験実施件数、国際共同治験実施数が計画の2倍程度と大きく上回ったことから、臨床を志向した研究・開発の推進の項目に最高評価の「S」を付けた。
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