◆検体測定室の取り組みが草の根的に広がっている。特に地域の保険薬局では、セルフメディケーションの支援に一役買っているという実感が得られているようで、健康づくりを支援するツールとして、大きな可能性があることがうかがえる
◆これまでの経緯を見ると、ドラッグストアなどで急速に広がっていることから、商業目的が強すぎるとの懸念が示されたり、医師会からの猛反対があったりと、なかなか堂々と取り組むことができない環境にあったのは事実だろう
◆しかし最近は、地域の健康フェアで血糖測定を行う機会が増えており、それぞれ地域や薬局という草の根レベルでは、薬剤師が健康サポート機能を発揮できる武器となっている
◆これが国の健康づくり支援薬局の議論になると、検体測定室という言葉が出てこない。医行為が明確になり、現場は活気づいているのに残念なことだ。結局はトップダウンではなく、こうしたボトムアップの形で地道に患者へアピールすることでしか、かかりつけ薬局への道は開かれないのかもしれない。
草の根的に広がる検体測定室
2015年09月11日 (金)
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