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癌幹細胞標的薬剤「ナパブカシン」、下期に複数の第III相開始へ‐大日本住友製薬・多田社長

2015年11月02日 (月)
多田正世社長

多田正世社長

 大日本住友製薬の多田正世社長は10月28日、大阪市内で開かれた決算説明会で、癌幹細胞を標的とした期待の抗癌剤「ナパブカシン」(開発コード:BBI608)の開発状況について言及。「現在、ブライター試験(パクリタキセルとの併用)がPIII段階にあり、2017年度に試験結果開示を予定している」とし、「下期には、BBI608-246試験(消化器癌を対象とした他剤併用試験)を含め、あと2本PIII試験をスタートする」との計画を明らかにした。

 また、15年度上期業績では、「北米事業の好調さ」を指摘。戦略3製品の一つとして米国事業を牽引する非定型抗精神病薬「ラツーダ」について、「上期売上高は576億円を計上し、確実に年間10億ドル売り上げ目標を達成する」見通しを示した。

 ナパブカシンは、STAT3(シグナル伝達兼転写活性化因子-3)経路の下流にある遺伝子発現を阻害し、癌幹細胞を死滅させる作用機序を示すことで、癌の完治が期待できる抗がん剤として注目されている。


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